株価〆

 年始から今日の大引けまで、5千円近く東証平均株価が上昇しました。
バブル期の銘柄(平均値を出すために選択された企業の株ね)と今の銘柄が
違うことや、株式の分割(2万の1株を、1万の2株に分割すれば、平均値は
下がる)等等、単純に昔と比較できないのが株式の難しいとこですね。
まあ、1年前と比べるくらいなら良いかな、と。
 あくまでも僕の感想(情報は、株を本格的にやっている友人経由なので、
自身の知識が乏しいです)として「景気そのものよりも、景気にまつわる風評で
株価は上下する」のではないかと思います。竹中大臣(当時はどの地位だっけ?)の
「景気は踊り場を脱した」発言、郵政民営化による郵貯の一般市場参入への期待、
村上ファンドライブドア等のM&Aがワイドショーで扱われ株への興味が増す、
そして平均株価が上昇しているそのもの、これらが株価の上昇につながったのでは
ないかと思います。逆の例は、奥田経団連会長が「バブルの懸念」を述べた翌日から
200円程株価は下落したケースが上げられます。無論、風評は実績に裏付け
されないと、単なるデマゴーグでしかないので、デマで株価は動かないと思います。
 何が言いたいかと言いますと、結局「失われた十年」とやらを作り出したのは、
政治家と官僚のせいと評論家は言いますが、その評論家の語る悲観的な主張と、
それを電波や活字にするメディアにも一因があったのではないでしょうか。
来年は、風評面で大きな影響が現れそうなのが、9月の小泉内閣退陣くらいしか
予定ではないので、それまでは順調かな、と思います。9月にどれくらいもめるか、
政策の路線や人気やネガティブなマスコミ・評論家がどれだけ信頼されるかで、
来年後半の景気が決まるのではないでしょうか(とヘボ占い師が書きました)。