大人の麦茶第19杯目公演「B・B〜bumpy budy」観劇

新宿、紀伊國屋サザンシアターでの大人の麦茶第19杯目公演『B・B 〜bumpy budy〜』を観劇しました。
出演ハロプロ関係メンバーはBerryz工房夏焼雅須藤茉麻、それにモーニング娘。OGの保田圭ハロプロエッグ宮本佳林です。
簡単な感想は「続編が見たい、いや作りたい」でした。
以下、半分ネタバレするので、嫌な人は引き返して下さい。
火曜日まで舞台はやっています。
(煙草が苦手な人は、前の席だときついかも)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

舞台は事件もの、警察もの。
雅ちゃんは主人公。
チラシの煽りが『一触即発』というのがヒントでした。
20歳そこそこの金髪の小さい姉ちゃんである雅ちゃん演じる坊屋麗はサイコメトラー、触ればその人の思考というか思念が読み取れます。
生きてる人限定、遺物等は無理なようです。
その検挙率100%の坊屋(ぼうや)刑事と、和泉宗兵さん演じる体育会系な馬場刑事がコンビ(budy)となって事件にあたる、というものです。
まあさは被疑者(中神一保さん)の家政婦、カリン様は被疑者の娘という設定です。
保田圭ちゃんは被害者(土屋さん)の妻でジャズシンガー役です。
これ以上はネタバレしません。
サイコメトラーというか、マインドシーカーの力も万能ではなく、凸凹コンビの、ある時は邪魔になったり、ある時は上手く相手の心の揺れを引き出したり、そうやって事件の真相を探っていく様が面白いです。
事件の追及は、超能力は証言にならない為、古畑的というかコロンボ的というか、相手をちょっとずつ追い詰めて自滅に追い込むようなスリリングさがあります。
 
℃-uteハワイツアーの帰国便で見た機内映画『素敵な金縛り』とか、こういう芝居は好物です。
雅ちゃんは、最初は完璧超人的な雰囲気ですが、話が進めばそうではない、結構脆い面、弱い面も見せます。
完璧超人みたいに冷たい人格じゃなく、人情に脆いとこもありますし。
和泉さん演じる警官も、最初は怒鳴ってばかりの的外れでしたが、次第に核心をついて来ますし、面白い役です。
班長役の池田稔さん、最近は一歩退いた役が多いような。
とは言え、事件追及には重要な役です。
ゲキハロ三億円少女』の女将さん役だった肥後あかねさんも警察側で出演です。
被害者の土屋さんは、ゲキハロ寝る子は℃-ute』以来久々に見たように思いました。
 
ネタバレ回避の為、警察側だけ書きました。
どういう事件解決かは、火曜日までに紀伊國屋サザンシアターに行くか、DVDをお楽しみに。
 
 
 
さて、僕が「続編作れるな」と思ったのは、ある台詞が生きてないからです。
和泉さんが雅ちゃんに言う台詞
「お前は確かに凄いけど、こうなる(視野が狭くなるジェスチャー)。敵は、お前さえいなくなれば、となる。だから俺は、お前の傍を離れない」
というくだりです。
確かに劇中ではその台詞を使った部分はありましたが、実は雅ちゃん、危機に陥ってない。
もし続編やるなら、雅ちゃんの能力に気づいた敵が罠を張り、絶体絶命になるか、自信喪失するか、そうなった時に和泉さんに助けて貰う、そんなシナリオが咄嗟に浮かんだからです。
あと、同じ能力を持っていたっぽい母親の死についても、掘っていけそう。
そこまでは触れませんでしたが、終演後に和泉さんが出て来て話したり、アンケート書いたりして「そのコンビでの」続編希望は伝えて来ました。
面白いかも、オトムギ&ハロプロでの『相棒』みたいな感じになれば。
(『相棒』も元々は一発ものでしたしね)
 
ネタバレになるから書かなかった、犯人サイドの役者さんたち。
面白かったです。
演技も良かったです。
引き込まれました。
切り替えとか見事でした。
ある程度犯人読めた部分もありましたが、そうでない、最後まで読めない展開もありましたし、切ない感じも出しましたし、また見たくなる舞台でした。
圭ちゃんの歌は流石ですね。
 
とりあえずこんなとこで。