デモッソの都市はワシが育てた

クリスマス、どうもGoogle先生で「デモッソの都市のクリスマスの日」を調べた人がいたらしく、
僕のブログにも来た形跡がありました。
以下のネタは、僕が元祖ですので、再掲します!!
 
http://d.hatena.ne.jp/houkouonchi/20071108/1194524530

デモッソ(Δεμοθθαυ)は古代ギリシャの都市。名は市民(デーモス)に由来する。
紀元前2000年頃、トルコの地中海近く(現在のパタラ(Patara)周辺)に
アイオリス人(エオリア人またはアカイア人)によって建国された。
同時期のギリシャの都市が、全て王によって支配されているのに対し、
既に市民による直接民主制が敷かれていたとされる。多くの都市に見られる神殿も見つかっていない。
他の都市には見られない特徴として、トナカイの角などの北方の産物が多く出土するため、
黒海を通じて北欧周辺にまで通商圏が拡大していたものと考えられる。
イリアス』、『アイティオピス』及び『アイアース(Aias)』によると、
神殿を作らない態度にギリシャの神々は怒り、女神エリスの画策からトロイア戦争に巻き込まれ、
トロイアに味方した為にギリシャの英雄アキレウスによって滅ぼされたとされる。
紀元前1200年頃の地層からは、火災の跡が見つかっているため、なんらかの戦争によって滅亡したと考えられるが、
考古学的な研究は進んでいない。
神話によると、デモッソの軍はギリシャ連合軍に夜襲をかけて一度は撃退している。
その際に鼻を赤く染色して同士討ちを避けたことと、多く出土するトナカイの骨器が結びついて、
「赤鼻のトナカイ」伝説が生まれたとされる。
 
後年、この都市からサンタクロースのモデルとなった聖ニコラスが出たことから、
「デモッソの都市のクリスマスの日」には奇跡が起こると、多くの人に信じられている。
(参照:赤鼻のトナカイ伝説)
 
  
赤鼻のトナカイ伝説:
暗い夜道で大きな荷物を持ったまま迷っていると、どこからともなく赤鼻のトナカイが現れて、
目的地まで案内するとされている。この際、子供をみかけたならば荷物の中からプレゼントしないとならず、
これをしないと煙突に落とされ、焼き殺されるとされる。
一方、野営中の軍隊が赤鼻のトナカイを見つけた場合は、赤鼻から出た炎によって焼かれるとされ、
不吉の前兆とされる。この伝説は遠く中国・日本にまで広がり、斉の田丹や木曽義仲
「火牛の計」はこの伝説にヒントを得たとされる。
  
出展:太公望書林刊行書籍「ギリシャ神話に見る現代人への教訓」

 
いないとは思いますが、信じないように!!
 
ついでにもう一個クリスマスネタいきます!

古代中国・商(殷)の王盤庚の時代、武成王に任命された董那戒(とうなかい)は、
羌族との戦いに苦戦していた。
そこに太上老君元始天尊、通天教主の3老師が現れた。
「汝に我等より仙人界の武具を授けよう。なれど、人間が使うとなれば、
どのような結果になるか分からぬ。吟味して選ぶように」
と3種類の武具を見せた。
橇と鈴と赤い服であった。
董那戒は迷ったものの、鈴を選ぶことにした。
「それは神苦瑠(ジングル)の鈴と言い、神を苦しめることも可能な武具である」
董那戒は神苦瑠鈴をかき鳴らしながら羌族に立ち向かった。
すると羌族は苦しみ出して、殷の地より撤退した。
しかし、董那戒は副作用で鼻が赤くなってしまった。
「赤鼻のトナカイ」はこれに由来する。
また、神苦瑠(ジングル)の鈴が転じて「ジングルベル」となった。
 
民明書房刊「古代中国とクリスマス」より

 
・・・・デモッソの都市の方が出来がいいなあ・・・・。