みうなノート

 僕や他のファンが「みうならしい」とか、あややが「宇宙人だとしか思えない」とか、
村っち&ののたんが「みうなは爆発的(天然)」とか散々言っていましたが、ゲキサカでちらっと
「ネガティブ民族は」てなことをみうな本人が書いていました。
その時は「あんたはネガティブちゃうやん」と思っていましたが、みうなノート見ると
その認識は誤りだったことが分かりました。ガッタス加入後の数年、ものすごく暗い文調でした。
彼女は、それを見せなかっただけで、ものすごく悩んでいたわけですね。
思えば、『恋するフットサル』で吉澤キャプテンがみうなを語るという時に、
「入ってしばらくは問題児だった。悩んでた。(伝説の)PKでふっきれた」てなことを言っていました。
僕たちって、ハロメンではないので(なれればいいが、まず性別違うし)、みうなと常に一緒にいたわけでなく、
コンサートやラジオ等でぶっとんだ発言を連発するみうなこそが、認識されているみうなだったわけです。
最近は文章でのみうなを見て、「文才があるし、サッカーへの情熱も視点もすごいよな」と新しいみうな像を
追加したわけですが、ネガティブみうなというのは、想像の地平の彼方にいた存在でした。
やはり、ハロに在籍していた3年半、みうなも色々な思いを持っていたのですね。僕が知らなかっただけで。
サッカー以外のことも書かせたら、本当に色んなことがありそうな気がします。


 内容についてですが、ノートに書いていたことの抜粋と、ゲキサカ連載分の全掲載ですね。
真の「みうなノート」は、サッカーだけに使っていたわけでなく、みうな父の教えにより、見た感じた学んだ
あらゆる事を書きとめていたものです。サッカーでも、ちらっと写真を見る限り、文章だけでなくて
フォーメーションの図解だったりをしています。抜粋なので、文章が短く、僕が感心してやまなかった文才は
思ったよりは伝わってきませんでした。むしろ、2006年のワールドカップの総括を彼女なりに書かせたなら、
多くの人が吃驚するような文章を書くと思うのですが、一つあたりの文章が思ったよりもずっと短かったので。
みうな「ノート」なので、仕方がないと言えば仕方がないのですが。
次の機会があれば、それこそみうなの視点・文章構築能力がもっと強力に伝わるものが良いです。
(悪い本じゃないです。いい本です。小さくて薄いので、内容に限界があったと思います)
みうなは、紺野あさ美と「哲学」について語り合ったという、不思議ちゃんと知性とを併せ持った人なので、
その両方がうまく引き出せる本って、あるかなあ・・・・・。