日本ハム優勝おめでとう

後追いで評論はしない主義なので、祝福のみに留めます。
ただ、第5戦の同点においついた場面、あそこでよくスクイズを決めたなあ、とそれは
つっこんで書きます。なんとなくですが、こういう場面では、本当に意表をつかない限り、
本塁憤死→流れはスクイズを読んだ守備側に、となりそうなんです。応援もすごいし、緊張もするでしょう。
それをしっかり決めてのけた、それは応援を背に頑張れる環境や、そういう場面でもきっちり決められる
日ごろの練習や、監督の流れを見た上での采配など、色々なものが積み重なった成果だと思います。
その後は流れを掴んだ側が有利、と。単純にまとめると、本当にあの場面でよく決めれたな、と感心です。


今年優勝した日本ハムももちろん、去年の千葉ロッテ、それに福岡ソフトバンク(前の福岡ダイエー)等、
パ・リーグは地域密着&ファン重視→熱狂的な多くのファンの獲得 を成功させていますね。
仙台の楽天も同じ道を通っていっています。野球中継の視聴率が低下しているのは事実。その上で
ファンを増やすには、別な方法が必要。かつて「人気がない、プロ野球界のお荷物」のような扱いを
某在京球団のそこのファンからすら批判されるオーナーから受けた存在だったからこそ、自助努力で
球団のあり方を変革していったものと思います。セ・リーグだってできているところはあります。
ゆえに、この路線でずっと行ってもらえれば、TV視聴率が悪かろうが観客動員数は伸びて、
かえって一部の人気球団におんぶに抱っこという状態から脱却でき、活性化につながると思います。
(まあ、マスコミにとっては頭が痛くなるかな。自分たちが影響を及ぼし、おもちゃにできた存在が、
 マスコミを通り越して直接ファンとつながってしまったら、商売道具が一個手から離れることになりますしね)


最後に、これもちょっと面白く感じた話。サンケイスポーツの記事ですが、
監督批判をして出場停止になった金村投手の手記で、
「東京にいた阪神の下柳さんと片岡さんに呼び出され『おまえ、おれがそんなこと教えたか。
目を覚まさせてやるわ。今から来い』と怒られた。そこに行く前、嫁にも『今からしばかれに行く』と電話をしたが、
先輩たちは『こういう経験がないと大きくなれない。いい勉強と思って前向いてやれ。成長するステップと思って頑張れ』
とも励まして下さった。」というのがありました。体育会系というと、批判的な意見もよく目にしますが、
こういう人間関係は結構いいですね。