ミュージカルネタ(そろそろ終わり)

 月も替わるし、ミュージカルの話を〆ないと。
というわけで、考察をやってないに等しいサファイア王子/姫@高橋愛ちゃん。
主人公です。主人公ゆえに、何かコメントしたいのですが、実は今もまとまってないので、
とりとめのない文章になるかもしれません、御覚悟を。
 愛ちゃんが宝塚ファンだというのは、ヲタを超えて、宝塚関係者にまで知られているそうです。
宝塚が好きゆえに、その演技も勉強していたのでしょうか。さらに木村信二氏の特訓もあったのでしょう。
男役としての高橋愛は、迫力のある演技をしていました。それに比べれば、女役の時の高橋愛は、
やや押しが弱いかな。声が少しか細い(本来の声に近くなる)。しかし、感情のこもった演技は、
女役の時の方が上でした。そりゃあ、本人女ですしねえ。男なのか、女なのか、女の魂が強いようだ、
このサファイア評は演じる高橋愛にもあてはまるものだと思いました。もしかしたら、男役の演技が
好きでそっちに憧れている、しかし演出も本人も女役である時の方が感情がこもる、こんなことが
高橋愛という(期間限定の)ミュージカル女優に起きていたかもしれません。サファイアと、レベルが
違うにしても、微妙にシンクロしていたのではないですかね。勝手な感想ですが。
 サファイアという役に関して言いますと、ヘケ様のセリフじゃないですが「女の魂が強い」というか、
「女の魂が男の魂も侵食している」ように思いました。最後のシーン、男のサファイア王子が、男の
フランツ王子と戦い、命を落とす間際、記憶は同じかもしれないのですが、語る感情はまぎれもなく
女のそれです。男の魂のはずなのに、女の魂と同じ恋愛感情が・・・・。男の魂は??
亜麻色の髪の乙女(女の魂)がフランツ王子に会った時、女の魂が一気に強くなった、のかもしれません。
ここでも、妄想はなしで、せいぜい感想でものを書きたいと思ってますので、邪推はしません。
どうしても、見ていて、ある時点から女の魂が男の魂に侵食した、あるいは融合が始まったように
思えてなりませんでした。僕は、男の魂のサファイアが、フランツに抱いていた感情は、友情なのか
愛情なのか、判別できませんでしたので(最後のシーンでは明らかに愛情っぽい)。
 結果として、男の魂が消滅し、女のみとして蘇ったため矛盾は解消しました。高橋愛のみならず、
この辺りのシーンが、各メンバーで最も上手かったと思います。「葬送」の「よーみがえれー♪」が
響く中、無言の演技で落胆を表現する吉澤大臣と、同じく無言の演技で悲哀を表現するヘケティ
蘇った後の「くわしい話はのちほど。長い、長い、お話です」(やや高橋愛っぽい口調ではあったが)
という辺りの情感。全てを失ったはずの大臣だが、ナイロン@小川と小春はついてったじゃないですか。
あのシーンは、全ての存在にとってのハッピーエンドだったように思います。
(大臣は険が取れ、しかし仲間は失わない。魔女は魂を得て、結果として救われた)




今日で〆たいので、他のメンバーについても書いときます。
●バカ息子@久住小春
 バカでも愚かでもないよな・・・・。王になってから成長してるじゃん。
とはいえ、王の器っぽくなかったのも事実ですね。本人、王になりたくなかったっぽいので。
バカじゃないけど、軽い・・・・。小春の演技は、上手い下手別にして、このキャラは表現できてたっしょ。


●ナイロン@小川麻琴
 ミュージカルでの設定は「少年」らしいですね。原作ではナイロン卿だったのですが。
僕は「結構セリフも多いし、いい役じゃん」と思ったのですが、それは後半からですね。
前半の腰巾着なら、当初思っていた「どうでもいい役」ですが・・・・。後半、大臣に逆らえない宮殿で、
かつての腰巾着が唯一冷静に物を見ていました。
「国が滅びる時は、呆気ないものだ」
少年のセリフとは思えないんですけどね(笑)。
それでも、最後は大臣にくっついて行って、国を離れました。忠誠はありますね。
これを演じる小川麻琴は・・・・小川麻琴だった・・・・。演技しなくても、表現できてる・・・・。
ある意味、小春と同じでしょ。この辺は、木村信二氏はキャラ見て選んだのかな。


多分、明日のちゃんチャミ梨華ちゃんが何か言うでしょうから、それでこのネタ終了とするでしょう。
(あとはDVDのお楽しみ)
以上!