リボーン観劇

新宿、全労済ホール スペースゼロで行われているミュージカル「リボーン〜命のオーディション〜」を観劇しました。
内容は明日の千穐楽までは書きません。
歴史マニア的には色々有っても、そもそも歴史の話じゃないので瑣末な事です。
演技云々も言える程の目も持っていないので、単なる感想で書きます。
 
最初に良いなと感じたのは、高木紗友希でした。
結構通る声ですし、目立ってました。
 
新垣里沙田中れいなは流石、と思いました。
歌も芝居も良かったです。
ガキさんは、常に演技をしてましたし、感情も篭ってました。
れいなは、あのキャラは斬新ですね。
……本来の配役の光井愛佳だったらどんな感じになったんだろ?
 
ツッコミたくて仕方なかったのが、仙石みなみ演じる織田信長と、森咲樹演じる明智光秀でした。
明智キックに織田クロスチョップですかい(笑)。
漫画「ドリフターズ」の2巻でも織田信長島津豊久相手にクロスチョップかましてますから、織田信長の必殺技なのかも(笑)。
 
世界3バカ、じゃなくて世界3大美人は、セットで行動してましたね。
ちょい見せ場的に物足りなくは感じました。
それでも、以前の「ファッショナブル」の脇役に比べて見せ場はかなりあったので、今回の劇はそれなりに皆、一度は主役になるシーンがある演出で、気に入ってます。
 
三好絵梨香のウォルフガング・アマデウスモーツァルトは、キャラ的に映画「アマデウス」が入ってますかね。
アマデウス」程下品ではないですが、サリエリの名前が出て来てニヤリ。
(史実じゃ仲悪くない筈ですが)
 
宮本佳林演じるチンギス汗、僕的にはちょい物足りないです。
カリン様はもっと出来る子ですからね。
ただ、主役中心で話を進めないと焦点ボケるし、まあ仕方ないですな。
カリン様の演技は、12月の『1974』とかで堪能したいです。
 
娘。10期オーディションの結果がもっと早く分かっていれば、もっと出番が多かったのでは?と感じたのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ役の工藤遥
あれはキャラ設定で、脚本家もまとめ切れてない感じです。
史実のダ・ヴィンチは性格的には矢島舞美
怒った姿を見たことない感じなんで、時間的には上手く表現出来なかったキャラかな、とか思いました。
くどぅーは要求された演技をこなしていると思いますが、脚本時点でくどぅーはハロプロエッグモーニング娘。主演ミュージカルでは出番を多く出来ない「芸能人ではない研究生」だったので、先に書いた「オーディションの結果」が分かっていて、主演の一人になっていたなら、キャラ設定的にもっと練れたように、勝手にそう思いました。
 
最後、シェイクスピア役の鞘師里保
9期メンバーの中で一番キャラ立ちしてますね。
感想的には、無難にこなしたな、でした。
入って1年も経ってない子ですし、高度な要求は出来ませんが、あのキャラ設定なら、慣れた子ならちょい遊びが出来るかな、と思いました。
彼女最大の見せ場は、早口言葉でしょうか(笑)。
 
脚本ですが、分かりやすく、終盤にいく程盛り上がっていき、最後は泣き所と、ハロヲタならニヤリとする展開が有り、やるなと思いました。
歴史は、初歩的な事を知っていれば、十分話を理解出来ます。
どっちかと言うと、知識的に手づ(以下、閻魔大王の命令で核心部分カット)。
 
ミュージカルと言っても、歌の比重は高くなく、しかし心情を表現する部分で効果的に使用してました。
勉強になりました。
ガキさんとれいなは、歌でしっかり表現出来てましたし、ガキさんはれいなの歌のシーンでも、伏線込みで演技をしっかり継続してました。
泣き所に到る、2人の絡みも段階的でしたね。
 
DVD出たら買いますね。
明日が千穐楽なので、行ける人は行って欲しいです。
 
しかし、ハロプロは舞台で、良い脚本家に恵まれてるなあ、ごく一部を除き。
去年から今年にかけて、ハズレはごくわずかなのでは。
舞台でも、娘。9期10期、スマイレージ新メンバーなんかが鍛えられたら嬉しいです。