戦国自衛隊〜死守セヨ観劇(2)

池袋サンシャイン劇場での、Berryz工房℃-ute主演、
劇団ゲキハロ第11回公演「戦国自衛隊〜女性自衛官死守セヨ」を観賞しました。
死守組は今日が東京千穐楽
舞台は明日、もう一方の「女性自衛官帰還セヨ」で東京は千穐楽で、
大阪に移ります。
 
去年の「三億円少女」も良かったのですが、
今回の「戦国自衛隊」も複数回見たいし、
複数回見れば泣き所も伏線も見えて来ますなぁ。
 
演技とかは、自分はプロの役者でも演出家でも無いので偉そうな事は書きません。
良いか悪いかの主観で、良かった、切なかった、また見たいなぁ、と思いました。
気がついた事はアンケートに書いて来ましたしね。
 
今日の席は、ファンクラブで取ったものでなく、最後尾でした。
前で役者及び推しのアイドルの表情をじっくり見て、
唾や汗をかぶるのも良いですが(この舞台だとドライアイスの直撃を受ける)、
後ろから客席全体を見るのも面白いです。
客席まで使って芝居してたんですね。
前の席だと、立ち上がって後ろ見るわけにもいかないし、
目の前には推しのアイドルいるし、分からなかったなが、
今日ははっきり見えました。
 
あと、前回見た時と台詞が変わっていたような。
核心的なアレ、初日には無かったよな。
あれは次に繋げられる!
(ネタバレ控えてるので、ちょい文章がもどかしい(笑))
 
殺陣をじっくり見ましたが、カッコイイなぁ。
自分の日記で過去に書いたように、史実の戦い方
(包丁で人を刺すような、感動も何もないただの殺しのスキル)とは違いますが、
足技も有りの、柄での攻撃有りの、遠心力アタック有りので、様になります。
山姥一族って、よく考えたら飛び道具や長柄の武器持ってないですね。
演出の都合とは思いますが、裏設定が有ったりして(笑)。
ちなみに、設定的に似ている奥州の蝦夷(エミシ)は、
騎馬と毒矢を主力兵器にしていました。
そこは似ていませんが、刀は後の日本刀に影響を与える
反りのある「蕨刀」で、当時の平安朝廷軍より強力だったりします。
故に、刀で戦う一党があっても、まあおかしくないかな、
と歴史ヲタクは語っておきます(笑)。
 
山姥一族の刀は、鉈に近いですかね。
太刀の系統では無いように見えました。
殺陣としては、黒澤映画とかの野盗・野伏せり系でしょうか。
長尾家の武士とは違うタイプですね。
 
山姥一族の正式なとこは分かりませんが
南朝系の武家崩れだったらビックリ!蜂須賀家がそうだから)、
姫様の性格がこの辺、帰還組の麗姫(菅谷梨沙子)と死守組の絶姫(萩原舞)の
違いに出てるかもしれません。
麗は篭の鳥のような感じで、絶姫は遥かに積極的で奔放。
どっちも彼氏役は煮え切らないが(笑)、
姫の性格がその後の彼等の行動を変えているような。
(そろそろ核心部分のネタバレになりそうだから、中断(笑))
 
歴史マニアが、あえて山姥一族という架空の存在を考える時、
なんか弄りようが有ります。
越後には「軒猿」という忍び集団がいましたが、
忍びは大概山岳地に住んで
「収入低いから、傭兵や情報屋やるか」
というとこから始まってますし、そういう意味では、
まあ愛理がアレで景虎がソレだで絶姫がコレだから、
物語の後で山姥一族が軒猿になったとかってネタも有りですかね。
  
あと、横山一敏さん(戦隊ヒーローのレッドの中の人で、
今回の殺陣を指導した役者さん)の役回りは、
どう見ても鬼小島弥太郎ですが、鬼小島弥太郎は実在した人物かどうか不明。
越後には「小島」という武士は多数いて、その集合人格として
「小島弥太郎」が生まれたという説も有ります。
「鬼」は「強い」意味の他に、異民族に対しても使いますから、
越後の異分子である山姥一族の後の集合人格が「鬼」小島になったとか。
まあ、歴史マニアがハマる劇見たら、こんな妄想で盛り上がっちゃってる、
そういうわけですわ(笑)。
 
アイドル成分少ね(笑)。
愛理・千奈美佐紀ちゃん・桃子・千聖・まいまい、
いずれも初日には完成していたような。
緊張感は取れてましたが。
遠くからだと見えなかったのですが、近くで見ると、
マジで演技で涙を流してますし、いい演技してると思いますよ。
余裕ある景虎殿、今日はアドリブ入れてきよりました(笑)。
 
まあグダグダ書きましたが、今日も楽しめたって事です。
チケと金と暇が有れば、大阪公演も行きたいが…。

とりあえず以上!