メディア戦略

 朝、みのもんたの「朝ズバ」見ていたら、自民党の逢沢議員、平沢議員と民主党河村たかし議員が
議論してました。社民党福島瑞穂党首もいました。ココ、本来なら無視して然るべきとこですが、
今日は重要な項目です。
 みのもんたの番組は、奥様方や女性が見る率が高いものです。その番組の中で、河村議員は
まくし立てていました。女性である福島氏の発言の最中に、話を遮ってがなり立てました。
これって女性の目(特に社会派っぽい女性)にはどう映るでしょうね。本来なら社民党の敵の
逢沢議員に「河村さん、福島さんに発言させなさいよ」と言われてました。
 河村議員の他人の発言中でも割り込んでがなり立てるやり口って、僕は好きじゃないんですが、
ちゃかしやネタ発言やピエロとなることでカット割が増える「TVタックル」とか、
朝まで生テレビ」等の過激さや眠気覚ましが必要な番組ではあっていいものと思います。
が、それがどの番組でも通用すると思ったら大間違いでして、朝の番組では「うざい」だけですね。
むしろ福島議員の方が、自身も「朝生」等でそういう話し方もできる上で、そうしないってことは
テクニックはわきまえている気がしますね。
 内容についてですが、「メールがニセ。でも内容は正しい」って、偽証を元に捜査したいってこと
ですよね。内部告発だからとかそんなのは意味のない議論でして、証拠は本物が必要だということを
理解できてないようです。法律読んで欲しいです。裁判ごっこならともかく、本当の裁判なら
あのメールは証拠とみなされません。ついでにいえば「週間朝日や週間新潮も扱ってます」って、
民主党は週刊誌を情報源にしてるってことですか? 独自の情報網は持っていないってことですか?
週刊誌なんてガセネタ飛ばしますから、それを立証する別な物証を出さないと、やはり裁判なら
証拠としては不十分ですよ。まあ、民主党がやりたいのは、「裁判ごっこ」の方かもしれませんがね。
「疑わしきは罰せず」「物証がなければ証拠にならない(自白や状況証拠だけでは駄目)」が
どういう経緯で成立したのか調べましょうね(空恐ろしい歴史*1がありますから)。
民主党って、ジャコバン派による革命委員会や、紅衛兵による批闘大会がしたいんですかね。
 ってゆーか、平沢議員も同じメールを持ってるってことは、内部告発というよりも、金銭目的で
手当たり次第営業に回ったってことじゃないんですかねえ、少なくともそのメールの印刷を渡した
自称ジャーナリストとやらはさ。
 あと、「国政調査権なんて小難しい言葉を、執行部の頭固いヤツが」云々は、それこそ
「騙されちゃいかん」な話です。言語道断! 意見が異なるのであれば、弁護に来ないように。
本音で意見が異なろうとも、弁護に来る(本人逃走中)以上は、一致した見解を示すことと、
そのための論理武装をしてくるべきものです。「オレはそうは思わないけど、内容は正しいから言うこと聞け」
ってどこのジャイアン?? (ジャイアンからの苦情受け付けます)
 結論。言ってる内容も内容だが、それ以前にメディアに出すべき人選を間違えてます。
却って民主党の立場が悪くなるだけですし、あんな議論のやり方では、河村議員が党首選で推薦人が
規定人数集められなかったのも当然で、身の程を知った方がいいです。「次の総理」だなんて、
朝8時ならまだ寝ていられますから、布団の中で夢見ていて下さい。

*1:中世の魔女狩り ヒトラーによる「プロトコル事件」 日本では特高警察