アカペラに見る、松浦亜弥

 女の子も声変わりというのがあるように思えます。ある年から、高音が出なくなる。
あややは、直接この話をしたように覚えています。14〜16の曲は、その通りには
歌えなくなった、と。「ドッキドキ!LOVEメール」はデビュー曲、一番復元できない声
でしょうね。しかし、アカペラで鳥肌が立ちました(スキャンダルなんざどうでもいいや
と思ったのは、これを聞いて以降です)。以前にもNHKの「夢・音楽館」でアカペラを
披露してましたが、やはり上手いです。と同時に感じたことがあります。
「カラオケ、もっと言えば伴奏そのものが、あややの歌を縛る拘束具となってないか?」
古い曲は、若い自分のあややの声に最適化したアレンジをしています。曲に合わせれば、
当然今のあややは、最適ではない声で歌わざるを得ません。この縛りが取れたなら、
あややはその能力を100%発揮できるのではないでしょうか。
古い曲に限りません。曲>歌歌>曲とすべき時なのかもしれません。
「彼女の過酷なツァーに生バンドはついていけない」という話をどこかで仕入れましたが、
どうにか彼女の歌い方、その日の声調に合わせる演奏を用意できないものでしょうかね。
最高になると思います。