逆説の娘。史:嗣永憲法と御成敗式目

まだまだ飽きてないんで続ける、「逆説の日本史」のハロネタです。
今日は鎌倉幕府Berryz工房執権・嗣永桃子のお話。
まずは、嗣永憲法をリンクから見てみましょう(話はそれからだ)。


嗣永憲法がどんなものか分かったところで、ネタです。

 重要なのは、「擁立したキャプテンも無視し、その形式的な認証も署名もない基本法」を
「発布」したことだ。
 これがいわゆる嗣永憲法と呼ばれるものである。
 この式目には「桃子の桃子による桃子のための憲法」と明記されている。
 この法は「憲法」という割には、「総論的規定」がなくて、行動制約や桃子への
扱いについての記述が多くの部分を占めている。
 嗣永憲法は実体としては、むしろ「憲法」というより「メンバー規制、ヲタ規制」で
あって、その規定の細かさ(73条「バースデーソングを歌う時は、「Dear」の後、
なんて呼ぶかをあらかじめ決めておく」も一例)から見て、梨沙子の「うんざりした顔」が
目に浮かぶほどのものなのである。
 しかし、桃子は決して「法の権化」ではなかった。
 それを示しているのが、数々の嗣永プロのエピソードだ。仮に事実でなかったとしても、
ヲタたちに「嗣永桃子とはこういうアイドルだ」と思われていたことは事実なのである。
 桃子が賞賛されるのは、彼女の挙動がヲタの心の琴線に触れるからだろう。
 つまり、彼女の態度というものは、男が心の底で「こうあって欲しい」という女性に
最も近いものなのである。

(以上、「逆説の日本史 5 中世動乱編」第五章”北条泰時御成敗式目編”
から都合のいいとこだけ抜粋して編集)


井沢氏は「北条泰時は悪く言われない」と書いてますので、賛否両論はあっても
強力な個性で「プロ」と呼ばれる桃子こそ、北条泰時に匹敵する人物と見なしました(笑)。
本人見たら「なにそれぇ?」と言いそうです(笑)。