バルトの楽園

おお!「映画」ジャンルを使うの久しぶり!
忙しくて久しく映画も見てなかったからなあ・・・・
(そういう忙しさが、たまに心をささくれ立たせていたし)
内容には突っ込まずに、ツッコミをば。


日露戦争からまだ10年だが・・・・
板東以外の収容所の扱いが酷すぎるような・・・・。この10年前、対ドイツ戦より
はるかに死傷者を出し、憎しみも強かった日露戦争があったのですが、
その時に「不平等条約改正のため、野蛮国と思われないように」とハーグ条約遵守を
全軍に徹底されたはずです。ロシア兵も、収容所のあった松山の名前から
マツヤマ!」と叫んで降伏して来たはずです。ギャップを描く演出でしょうが、
あそこまで捕虜取り扱いに無知だったかは疑問ですね。


戊辰戦争の描き方がちょっと・・・・
ドイツ人の場面より日本人の場面がちょっと、と思う中でも、会津の悲劇の描き方が
あまりにもと思いました。戊辰戦争は力を入れて撮ってないのでしょうが、
会津に鉄砲隊がいないわ、官軍は負傷した女性まで殺すわ、斗浪はただの雪原だわ・・・・。
斗浪に移った会津の困窮は有名ですが、あの風景はちょっと東北を侮辱し過ぎ。
いくらなんでも民家ぐらいあるだろ!! あんな南極みたいな平原はない!!


庵野監督??
エヴァ庵野秀明監督に似たドイツ人がいます(笑)。なんとなくそう思いました。


・おいらのドイツ語力
もう6年も使ってないけど、なんとなくは聞き取れた。絶望的なまでに低下はしてないな。
NHKのドイツ語講座に感謝。
あと、松平健さんのドイツ語、日本人のドイツ語ねえ。区切りが硬性で、rの音をはっきり
発音させ過ぎ。まあ、現代ドイツ語風なのもおかしいし、もっと下手でも演技は成立するので
あれはあれで可(僕のドイツ語はもっと下手)。


・でかい日本人
仕方はないなあ。小さい日本人集めて映画作るわけにもいかないし。
日独の体格の差が、20世紀初頭は現代より大きかったはずですが、
映画ではたまにドイツ人よりがたいのいい日本人がいる。