ポーランド大統領にレフ・カチンスキ氏

時事

（ポーランドテレビの方はまだ91%の開票状況ですが）決まったようです。
前のワルシャワ市長にして、右派政党「法と正義」(PiS)党首の双子の弟が新大統領に
決まったようです。彼は、愛国的で、ドイツ相手に第二次大戦の保障を求め対立し、
ワレサのオイタで弱まった大統領権限を強化しようと思い、ワルシャワのゲイパレードを
禁止しました。
（ここの読者で同性愛者がいたら警告。ポーランド入国できなくなる可能性も出ましたぜ）
首相は、既に同じPiSのマルチンキエビッツ前下院財政委員長が内定しています。
PiS党首の双子の兄貴氏は首相にはなりませんでした（が、影響力は残しそうです）。
連立与党を組むことが確定している、市民プラットフォーム(PO)ですが、首相も大統領も
取られました。
POの方がヨーロッパの方を向いているので、自国とその保護者アメリカを向くPiSが主導的な
この連立政権でどんな役職を得るのでしょう。経済閣僚ならいいと思います。
（なんせ、PiSは「経済オンチ」な政党です。ユーロ頼みとはいえ、POの方がマシでしょう。）
PiS有利で、選挙時の様相よりも、ポーランドはより右寄り（保守的）になりましたね。
さて、選挙制度改革はどうなるか？　大統領権限強化はどうなるか？　深刻な失業率はどうなるか？
アメリカ・ドイツ・ロシアとの関係は？　いろいろ興味はありますが、ここではやめます。
（既に「イラクから撤兵の予定でしたが、それ延期します」ってアメリカ寄りの態度を表明中）
かねてより予告通り、これでポーランド選挙ネタは終了！
あとは、名古屋のポーランド料理店が楽しみなだけでーす。