テロの論理

ここからは、ほうこうおんちの心の闇の部分が言う。
よく考えたなと言わざるをえない。サミットで、警察のマンパワーは全てそちらに
向かっていた。さらに、オリンピック開催で沸いていたところに衝撃を与えた。
効果としては大きい。テロ組織としては、時期的に大きな存在を示すことができた。
だが、このサミットはまたくせ者だ。このテロで、各国は小異を乗り越え、
対テロで大同団結するだろう。それが怖くないと言われればそれまでだが、
メンツを潰された格好の英・米は嵩に掛かって再掃討戦にかかるだろう。
 一方で、このテロにより、英・米(さらに日か?)の影響力はまた強まるだろう。
このサミットの議題はこちらに集中し、英・米は主導権を握ることになる。
一説でビン・ラディンアメリカのスパイと言われるのは、絶妙なタイミングで
アメリカに主導権を握らせるからだ。
 日本に対する影響だが、本来ならば深刻だ。バスや地下鉄という公共機関の
テロを防ぐのは難しい。が、日本には極左ゲリラと戦った時のノウハウが公安当局に
あり、そういう点では決して無防備ではないだろう。日本で弱いのは、マスコミであり、
彼らがテロ組織に間接的に協力(政局に持ち込もうとしたり、警察を邪魔したり)
する可能性が極めて高い。こういう場合は、一致団結するのが大事だ。
 さて、テロリスト側の立場に立つと、今回は与える影響や存在感を大きく示す意味で
大成功だった。これで十分である。警戒が厳しくなる間は、再び潜伏していれば良い。
自分ならそうする。この影響力は、組織加入者を増やす方向で行使し、消耗を伴う
再度の作戦は控える。こんなとこだろう。
 次にどこを狙うか。自分は、イタリアかオーストラリアと考える。理由は、
テロリストが目立たないからだ。日本?外国人がなんだかんだ言っても目立ち、
国内のゲリラですら黒色火薬以上を使用できない国など、後回しだ。
以上。自分の中のニヒリズムが勝手に分析した。